こども・家族の食事

子供が粉薬やシロップを飲まない…。我が家流、2歳でも楽しくおいしく飲ませるコツ

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子供が病気になったとき、薬を飲ませることに苦労をしていませんか?

もちろん、我が家もそうです。

薬を処方してもらうたびに「どうやって飲ませようか??」と脳みそをフル回転させています。

小学生くらいに上がれば薬を錠剤に変えられたり、粉薬をオブラートに包んで薬の味を感じずに飲ませたりできますが、わたしの息子はまだ2歳。錠剤も飲めないし、オブラートに包んだ粉薬は大きすぎてとても飲めるものじゃありません。

なので、小さい子どもが薬を飲む時、どうしても薬の苦味や独特の味を味わいながら飲むことになってしまいます。

さらに、2歳児には「薬は飲まなければいけないもの」という理屈もまだまだ通用しません。なので、無理やり飲ませたとしても、吐き出してしまいます。

小さい子どもの薬の上手な飲ませ方のポイントは、「いかに薬の味をごまかせるか」いかに楽しい雰囲気で飲ませられるか」が大切です。

今回は、試行錯誤でたどりついた、我が家で実践している薬の飲ませ方をご紹介しますね。

薬嫌いな子供へに楽しくおいしく飲ませるコツ

息子が食べムラがめちゃめちゃ多いです。とても警戒心が強く、いつもとちがう食事が出てくると、まず手をつけません。

ふつうの食事ですら苦労しているので、薬を全部飲ませるということは難易度がかなり高めです。

なので、1歳のころは押さえつけて無理やり飲ませていました…。

ですが2歳ともなると無理やり飲ませても吐き出してしまうようになったので、力技が通用しなくなりました。

そんなわたしと息子が試行錯誤でたどり着いた、おいしく楽しい薬の飲み方のポイントが以下の3つです。

  • シロップはジュース、粉薬は甘い食べ物に混ぜる
  • パペットやぬいぐるみを使って盛り上げる
  • 特別感、威圧感は絶対出さない。いつもの食事の雰囲気で

順にまとめていきますね。

シロップはジュース、粉薬は甘い食べ物に混ぜる

食べムラが多い息子に確実に薬を飲んでもらうには、甘いものに混ぜるしかありません。

シロップはジュースに、粉薬は甘い食べ物に混ぜて、デザート感覚で食べさせています。

ジュースといっても、炭酸飲料やスポーツドリンク、果汁の多いジュースなどは、お薬の吸
収や効果に影響を与えてしまうのでそれ以外を使用するようにしてください。
※「ちいさなお子さまへのおくすりの上手な飲ませ方・使い方ハンドブック 」参照

わたしがおすすめのジュースは「カルピス」です。

カルピスには炭酸や果汁が含まれていないので、薬の成分や効果に影響を与えることないので安心です。また、味が濃いのでシロップの独特の味をかき消すことができます。

ぴよこ
ぴよこ
自らゴクゴク飲んでくれたよ!!

粉薬を混ぜるのにおすすめな食べ物は「チョコ味のアイス」です。

アイスのような冷たい食べ物は、舌が冷えて一時的に味が麻痺するので薬の味も感じづらくなります。また、チョコは甘みが強いので粉薬の味をごまかすのにぴったり。

チョコ味のアイスは、息子がかかりつけの小児科でも推奨されています。

ですが、息子は冷たい食べ物が苦手で、アイスは食べてくれません。

なので、我が家ではアイスではなく「プリン」に混ぜて食べさせています。

プリンも、結構甘みが強いので粉薬の味がごまかせるし、やわらかいので粉薬がよく混ざります。見た目はぐちゃぐちゃになるけど…。

アイスやプリンの他に、ヨーグルトや、チョコレートクリーム、コンデンスミルクもおすすめです。
※「ちいさなお子さまへのおくすりの上手な飲ませ方・使い方ハンドブック 」参照

また、お薬を飲む用の専用のゼリーも販売されています。息子は嫌がって食べませんでしたが。

パペットやぬいぐるみを使って盛り上げる

薬を甘いものに混ぜるだけで食べてくれるわけではありません。

息子は食に関してはなぜか警戒心が強く、いつもと違う食べ物、著しく見た目が悪い食べ物は絶対に手をつけません。

先ほど「粉薬をプリンに混ぜて食べさせる」と先述しましたね。わたしは薬の粉っぽさが完全になくなるまでグッチャグチャに混ぜるので、息子の目の前に現れたプリンは、プリンではなくただのぐちゃぐちゃの何か、という悲惨な状態になっています。

当然息子は断固拒否します。「甘いよ〜」といってちょっと食べてアピールしても突き放します。

そんな時に大活躍するのがパペットやぬいぐるみです。

装着したパペット越しにスプーンを持つだけで、息子が喜んで口を開いてくれました。これにはびっくり!

お気に入りのぬいぐるみなどを使ってぜひ試してみてください。大好きなぬいぐるみの「あーん」なら、楽しく応じてくれるかも。



特別感、威圧感は絶対出さない。いつもの食事の雰囲気で

それと、薬を飲ませる時の雰囲気もとっても重要です。

薬って絶対飲んでほしいものなので、ついつい真剣な顔つきになってしまいますよね。

ですが、そんな表情をしてしまうと子どもは警戒してますます飲まなくなってしまいます。

わたしは絶対に「薬だよ」とは言いません。

「カルピスどうぞ〜」とか「プリンあるよ」とか言って出しています。

そして、いつもご飯を出す感覚で、さりげなくテーブルに置くようにしています。

また、「カルピス飲む?」とか疑問形にしても、大抵「いらなぁい」と首を振られてしまうので、「どうぞ」と言って、さも当然のように出しています。

「絶対食べてね!!」とかいう念押しは120%ダメ。かといって「見て〜!今日は特別なデザートなの〜!!」とか言う特別感も逆に警戒されてダメでした。

薬を飲ませる時間ってとっても緊張しますが、なるべく表に出ないようにがんばっています。

それでも飲めない時はある。「ひとくち飲んでくれればいいか」の気持ちでチャレンジしてみて

我が家流の楽しくおいしく薬を飲ませるコツをお伝えしました。

とはいえ、薬を飲めない時もあります。

嘔吐が激しかったり鼻づまりや口内に発疹があったり、ふつうの食事も難しい場合なんか特にです。

わたしはいつも「ひとくち飲んでくれればいいか」という気持ちで接しています。

だって、子どもの薬の量を見て驚きませんでしたか?

粉薬なんて、大人と同じくらいの量じゃないですか。

それを2種類に、さらにシロップもセットで、これが1日3回なんてこともよくあります。

こんな量のお薬を飲むのは大人だって大変です。それを、まだ薬の必要性とかもわかっていない小さい子どもが飲むなんてものすごいことです。しかも体調が辛いときに、おいしくもないのに飲んでくれるんですよ。

どうしても飲めない時は、飲めなくていい。

薬は、病気の症状をやわらげ治りを早くするけど、飲まなくても治ります。

とはいえ、薬が飲めないと「薬を無駄にしてしまった」「せっかく病院でもらってきたのに」とガッカリしてしまいますよね。

飲めなかった場合も考え、あらかじめ薬を多めに処方してもらうと失敗した時も気持ちがいくら楽になりますよ!

ぜひ参考にしてみてくださいね。

それでは今回はこのへんで。